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2023年07月11日
No.10003652

未来のコト 節電システム『スマートエアーシリーズ』
ホール様に寄り添い未来の節電を考える
進化するスマートエアーシリーズにもうひとつの導入メリット

ホール様に寄り添い未来の節電を考える

未来のコトの『スマートエアーシリーズ』は、ホールの電気代削減に大きく貢献する節電システムだ。同社は、システムを販売するだけでなく、導入ホールに対し、『MIRAKOTO GREEN PROJECT』を展開、節電によるCO2削減というSDGsの取り組みにも役立っている。

未来のコトの主力商品は、エアコン室外機制御システム『スマートエアーデマンド』と換気扇制御システム『スマートエアーファン』。室内外の温度測定システムと、これらを統合制御する『スマートマネジメント』によって、節電効果を高めることができる。

中農竜二社長は、『スマートエアーシリーズ』は、節電による経費の削減以外にも導入のメリットがあると話す。

「節電によってCO2の排出を削減することで環境負荷を低減し、SDGsの取り組みを推進しようというホール企業様が増えました。MIRAKOTO GREEN PROJECTは、そうした店舗様をサポートするプロジェクトです」

写真左は、このプロジェクトの一環で、『スマートエアーシリーズ』を導入した店舗内に掲示するポスターだ。年間削減電力量に応じて、CO2がどれくらい削減できたかや、CO2を吸収して光合成を行う杉の木何本分に相当するかを表示している。

「節電効果を見える化したポスターで、店舗で働くスタッフさんの意識が変わったとおっしゃるホール様が増えました。『自分が働いているホールは、こんなに地域や地球に貢献している』と感じる方も多く、ロイヤルティ(企業に対する愛着や忠誠心)向上にもお役に立っているのではないかと思います」

このポスターに掲げられている年間電力使用量などの数字を、以前は電力会社の電力使用量明細書を手入力して集計していたが、たいへんな手間だった。未来のコトは、最近AI OCRを独自開発。スキャンデータやスマホの撮影画像さえあれば、極めて高い精度で瞬時にテキスト化し、エクセルなどにエクスポートできるようになった。帳票やグラフ化もできるため、系列店別や月別の節電効果を一覧することも可能で(右下の画像)、節電施策の改善にも役に立つ。こうしたシステムを利用できるのも、『スマートエアーシリーズ』導入のメリットのひとつだ。

スマートマネジメント導入店で閲覧可能な画面

中農社長は、東日本大震災以前からさまざまな節電システムの開発・販売に携わってきた。

「空調設備は最初、100%か70%の制御しかできませんでした。それがインバーターで段階的に制御できるようになり、環境負荷の小さいシステムとして特許を取得しました。換気システムでは、ホールコンと連動して稼働状況に応じた制御を行い、より効果的な節電に成功しました。近年、スマートエアーシリーズのナイトパージモードをウエザーニューズ社の気象データとAPI連携させ、天気予報に合わせて空調機器の制御ができるスマートマネジメントを開発し、より効率の良い最適室温の維持と節電が可能になりました」

シリーズのポテンシャルをさらに引き出し進化を続けるのが、未来のコトの節電システムの最大の特徴だ。

「私たちはこれからも単に節電のためのツールを販売するだけでなく、ホール様に寄り添って、将来も“持続可能な新しいこと”をたくさんご提案してまいります。社名同様、『未来のコト』をホール様と一緒に考えていければと思っています」

※『月刊アミューズメントジャパン』2023年7月号に掲載した記事を転載しました。


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