新製品・展示会

新製品・展示会内を

2023年12月22日
No.10004022

ダイコク電機
ホール特化型ノイキャンで耳を守る|ダイコク電機
ノイズキャンセリングイヤホン『Wellph』(ウェルフ)

ホール特化型ノイキャンで耳を守る|ダイコク電機

ホールの騒音レベルは80〜90㏈前半で、電車や航空機の中にいるときよりも騒がしい。最近は、耳に大きな負担をかける労働環境からスタッフを守ることが、健康管理や人材採用の面からも重要視されている。こうした課題を解決してくれるのが、ダイコク電機のノイズキャンセリングイヤホン『Wellph』だ。

フロアスタッフは就業時間の大半を騒音がある環境下で過ごしている。最初は誰でもうるさく感じるものだが、人の耳は環境に適応する。知らず知らずのうちに、耳には負担が蓄積されていく。

最も有効な予防策は、耳に負担をかけないことに尽きる。しかし耳栓を使用すれば、ファンとコミュニケーションが図れない。インカム通話もできず、オペレーションに支障をきたす。

そこで注目を集めているのが、ダイコク電機のノイズキャンセリングイヤホン『Wellph』(ウェルフ)だ。トップクラスの技術力をもつ音響メーカーと共同開発、現在使用しているインカムのイヤホン部分に付け替えるだけで、騒音レベルを約30%カットする。スタッフの耳には、ホール内の騒々しさがカフェ内のざわめき程度になり、耳への負荷が大幅に軽減される。

ダイコク1
バッテリー部を胸ポケットに留め、右側のイヤホンを首の後ろから通す。
右イヤホンのコードを落下防止クリップで後ろの襟元に留めれば、
動きのあるオペレーションでもイヤホンが外れにくい


唯一無二のノイキャン

ノイズを減衰させる方法は、耳穴を物理的に覆う方法(PNC)とデジタル技術でノイズを相殺する方法(ANC)の2種類がある。後者は、イヤホン部に搭載されたマイクがノイズを感知。ノイズの波長と逆の波形をもつ逆位相の音波をつくりだす。

それぞれ抑制できる音域に違いがあり、PNCは高音〜中音、ANCは中音〜低音の抑制を得意としている。イヤホンの先端部で耳穴を極力塞ぎ、逆位相の音波でノイズを打ち消すというのが、ノイズキャンセリングイヤホンの大まかな仕組みだ。

『Wellph』がホール特化型を謳う理由は、まさにこのANCにある。ホール騒音の根源といえる代表格は、還元機や空調機などの動作音。『Wellph』のANCは、これらが生み出す重低音に独自のチューニングを施し、耳が感じ取る騒音レベルを低減させることに成功した。

インカム自体が騒音?

「騒音レベルは台数規模や稼働状況で変化する。地域一番店でもない自店には必要ない」──。しかしダイコク電機の実地調査によれば、稼働1割程度の店舗でも騒音レベルは82㏈に及ぶ。

ダイコク2

WHO(世界保健機関)の騒音レベル基準に照らせば、耳が負担を許容できる時間は80㏈で1日8時間まで。以降3㏈上がるごとに許容時間は半減し、92㏈では1日わずか30分だ。稼働が1割(82㏈)でも、許容量を超える負荷がかかっている。

さらなる問題は、インカムの使い方に潜んでいる。フロアではインカムの音声を聞き漏らすまいと、スタッフが無意識に通話音量を大きく調整してしまう。その場では必要な音量でも、実は耳元で怒鳴り声を上げられたときと同程度の音量がある。休憩中も通話のたびに受信するため、耳は一向に休まることがない。

しかし、あらためて考えてみてほしい。こうした耳への負担は、甘んじて受け入れるしかないのだろうか。ホールスタッフだから仕方ない。この当たり前は、単に最適なツールがなかったからではないだろうか。

耳への負担を抑えながら通話音声がクリアに聞こえる『Wellph』ならば、ホールの騒音問題も大音量のインカム問題も、”楽らく”と解消してくれる。

ダイコク電機はスタッフ保護の観点から、イヤホンの両耳装着を推奨している。両耳装着時でもファンの声を聞き逃さないように、音声出力モードの切り替え機能を搭載。ボリュームボタンの同時長押しで、「両耳⇨左耳⇨右耳⇨両耳…」の順に切り替わる。

ダイコク3

両耳装着で支障が出る場合には、片耳装着用にカスタマイズが可能。聞き取りやすさや音質は失われない。使わない側のイヤホンは、バッテリー部と一緒に胸ポケットに収納する。

備えあれば憂いなし

近年の若年求職者は、求人企業がSDGsに積極的であるかを重視する傾向にある。SDGsの一つには、「すべての人に健康と福祉を」とある。就業環境を改善する『Wellph』を導入することは、人材採用の面でも良い影響として表れそうだ。

厚生労働省が2023年4月に改訂した「騒音障害防止のためのガイドライン」では、ホールはかろうじて騒音作業場に含まれなかった。しかし耳に過度な負担がかかる状況を放置していて良いわけがない。全日遊連も「従業員等の騒音障害防止に向けた対策」を、継続的重点推進事項に挙げている。

ノイズキャンセリングイヤホン『Wellph』は、これまで手詰まり感があった騒音問題と決別するために、最適なツールと言って良さそうだ。

※『月刊アミューズメントジャパン』2024年1月号に掲載した記事を転載しました。

現在、ECサイトにて先行販売価格で販売中。詳細は下記のダイコク電機ECサイトURLから。

https://miraigate-store.com/toppage.html

ダイコク4


文=アミューズメントジャパン編集部


パチンコ・パチスロ最新記事