3月号特集 新時代を見据える設備・サービス
改刷はソフトウェア入替で対応可能｜SUNTAC
スマート遊技機専用iクリアシステム貸機『PRINAGE-Rs』

SUNTAC（名古屋市）が販売するスマート遊技機専用iクリアシステム貸機『PRINAGE‐ Rs』（プライネージ・アールエス）は、PSどちらにも対応する専用ユニット。『PRINAGE‐R』からバージョンアップした機能やランニングコストの低さがホールから支持されている。

スマート遊技機の登場から一年が経過し、昨年のパチスロ販売実績も半分以上をスマスロが占めた。設置比率はノーマルタイプ機を除けば、半分以上がスマスロという大型店も増えている。スマパチも『SAO』や『リゼロ』といった人気機種が登場したことで、さらなる普及が期待される。

そんなスマート遊技機の稼働に不可欠な専用ユニットで、多くのホールから支持されているのがSUNTACの『PRINAGE‐Rs』だ。本製品の特徴は、使い勝手の良さとランニングコスト低さだ。

スマパチ・スマスロに対応する本製品は、液晶部分を簡単に左右に入れ替え可能。遊技機の左右どちらにも置けるため、ユーザーが違和感なく遊技を始めることができる。昨年はスマスロが高稼働を続け、パチンコを減台し、パチスロコーナーを増台するホールも多かった。今後のパチスロ増台はもちろん、スマパチのメイン機登場などでPSの入れ替えが必要になった場合も簡単に対応できる。

『PRINAGE‐R』からバージョンアップした内容は4つある。4.3インチから5インチになり視認性と操作性を向上させたタッチパネル、カード返却や玉やメダルの計数忘れの際に流れる音声ガイダンス、状態を報知するサイドランプ、液晶故障時でも使用できる呼出しボタンを搭載。さらにユーザーが使いやすく、ホールスタッフの負担も軽減する機能が追加された。

システム使用料は1台当たり月額200円（一部例外を除く）。サーバーレンタル費を含めてスマート遊技機350台分を10万円（税抜き）に抑えた。この圧倒的なランニングコストの低さも魅力の一つだ。

改刷対応は早めの準備をソフトウェア入替で対応

7月に迫る改刷対応は、いまホールの頭を悩ませている問題の一つだろう。『PRINAGE‐Rs』は、サーバーのソフトウェア入替で対応可能。大掛かりな工事の必要は一切ない。将来的に消費税率が変動した場合も同様に対応できる。


だが、新紙幣発行のタイミングで全国一斉に対応するとなると、入替作業が追い付かない可能性もある。スマスロ増台などを考えているホールは、改刷対応も含めた計画的な対応も必要になってくる。

スマスロの登場でパチスロの稼働が復調し、23年から24年にかけてパチスロ専門店も続々とオープンするなど、スマート遊技機の登場から業界に追い風が吹いている。今後もメイン機となるスマスロやスマパチがますます増えてくるだろう。

ユーザーが使いやすいよう操作性を追求し、ホールの負担軽減を考慮しランニングコストを抑えるなど、ホールの要望に応え、課題解決もサポートするSUNTACの製品に今後も注目だ。

※『月刊アミューズメントジャパン』2024年3月号に掲載した記事を転載しました。
文＝アミューズメントジャパン編集部