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2023年04月04日
No.10003397

集客最適化プラットフォーム「Optimize」
「Optimize」導入店3000店舗突破の理由
広告新時代に必須のツール

「Optimize」導入店3000店舗突破の理由

2020年8月にフィールズグループが提供を開始した集客最適化プラットフォーム「Optimize」(オプティマイズ)の導入店が3000店舗を突破した。広告宣伝規制を遵守しながらホールの集客に貢献し、費用対効果もしっかり把握できることが導入店増加の背景にある。

オプティマイズはフィールズグループが独自開発した特許技術を用いたサービスで、携帯電話の位置情報をGPSで定期的に取得している点が大きな特徴だ。このビッグデータを解析して、店舗が所在する地点に一定時間いたデバイスを、その店舗の利用者とみなす。そのデバイスを持った人が昼間はどこにいるのか、夜間はどこにいるのかでまでわかるため、見込み客の居住地や勤務地、いわゆる生活圏を正確に把握できる。オプティマイズ導入店では、こうした商圏分析を行ったうえで、Web広告を配信するエリアを設定する。

サービス開始から2年半が過ぎ、導入店が増加し続けている理由はどこにあるのか。システムを開発したフューチャースコープの宮本琢志社長はこう語る。

「利用者さまの声に耳を傾け、日々アップデートを続けているからこそ、解約率がほぼゼロに近い支持をいただいていると思っています。オペレーターにチャットで相談できる『チャットサポート』という機能があるのですが、週ごとに寄せられた声を私がすべて確認してシステムのアップデートに反映しています」

全国大手から地方の店舗までが採用しているオプティマイズ。基本使用料は月額9800円と非常にリーズナブルな設定だ。とくに評価されているのがOptimize独自の競合店分析機能だ。最近では店舗に設置されているWi‐Fiを用いてより精度の高い店舗来店者の計測が可能になった。加えて、競合店分析をキャラクターが“フルボイス”で正確にサポートしてくれる機能、競合店分析アシスト‐HiNaNo‐(ひなの)をリリース。分析結果を可愛い声で使えてくれる嬉しい機能と言える。

オペレーターの「ひなの」が音声で分析結果を解説。「店舗の分析力向上に繋がっている」との声が寄せられている

『広告バナー』や『広告動画』の原稿制作はテンプレートを標準装備。費用はゼロ円で、慣れればわずか1分で原稿制作が可能だ。スタッフの省力化にもつながる。

動画の制作は慣れればわずか1分。無償なのでコストカットに直結する

「ハイクオリティな広告デザインが制作できる広告制作ツールの利用率がとても高いです。今まで別途で費用を投じていたデザイン制作費を広告費に充てていただくことでより多くの見込み客に対して情報を配信できるようになった、というお声をいただいています」

最近ではWeb広告で大きな役割を担う広告用Webサイトを無償で、簡単に制作をすることが可能な『広告ページ制作ツール』もリリース。このツールの利用率は月ごとに向上しているという。

広告宣伝のガイドラインが整備されたホール業界で、今後はどのような視点が必要になるのか。宮本代表はこう提言する。

「エンドユーザーが求めているのは『より粒度の細かいコミュニケーション』です。多くのユーザーが抑揚のある店舗、それも『揚』のタイミングで来店したいと思うはずです。『従来より細やかな店舗運営の抑揚』を心がけていただくとともに、エンドユーザーに『揚』のタイミングを刷り込んで集客を最大化することが大事になってくると思います」

フューチャースコープ 宮本社長

※『月刊アミューズメントジャパン』2022年4月号に掲載した記事を転載しました。


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