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2023年03月01日
No.10003314

特集:美少女キャラクターがファンを掴む
OLが副業でコスプレを

OLが副業でコスプレを
ねむ・ぶちょう
現役リアル部長。2020年6月1日、勤務中のIT会社で部長昇格したことを受け、「ねむ部長」に改名。2021年12月、ミス東スポ グランプリ受賞。

INTERVIEW
コスプレイヤー
ねむ部長さん


美少女コンテンツが流行していくなかで、その美少女キャラに自らがなりきるコスプレ行為を仕事にする人たちが登場した。コスプレイヤーのねむ部長さんは、普段はIT企業の部長として働きながら、コスプレイヤーとして活躍している。二足の草鞋を履くねむ部長さんに、コスプレイヤーの仕事について聞いた。【文中敬称略】

──コスプレイヤーになろうと思ったきっかけを教えてください。
ねむ コスプレイヤーのえなこさんに憧れたのがきっかけです。元々アニメが好きで、『ラブライブ!』『Re:ゼロから始める異世界生活』などを見ていました。えなこさんは、好きな作品に出てくる女の子に完璧になりきっていました。自分も大好きなキャラクターに変身してみたいなと思い、友達と一緒にコミケに参加してみました。

──実際にコスプレをやってみて、どうでしたか?
ねむ 普段とは違う自分になれる、それも自分の好きなキャラクターになれることに強くやりがいを感じました。『ラブライブ!』の「南ことり」というキャラクターのコスプレをしたのですが、露出がほとんどない衣装でもたくさんのカメラマンさんに撮影してもらえました。ただ、コスプレのクオリティとしては、本物のキャラクターの姿とはかけ離れている部分もあり、満足できない部分もあったので、他のコスプレイヤーさんがキャラクターのどこに注目して再現しているかを分析しました。具体的には、衣装の生地感や衣装ごとのポーズ、小道具のディティールなどです。キャラクターに対しても、衣装や体形が自分にフィットするかどうかを考えて見るようになりました。

──コミケ参加を繰り返す中で、ご友人に現在の事務所を紹介されました。
ねむ 一人ではできなかったことに挑戦できるんじゃないかと思い、事務所所属を決めました。ミス東スポに挑戦させてもらえたり、グラビア写真集を出させてもらったり。多くのコスプレイヤーさんが自費出版で写真集を出している状況を考えると、恵まれていると思います。

──ご自身の強みは何ですか?
ねむ タレントよりもファンとの距離が近いことです。今は忙しくてあまりできていませんが、かつては毎日ライブ配信をしていましたし、届いたコメントには、なるべく素の自分に近い状態ですべて返信していました。「必ず返信が来る」という状況を作ったからか、気軽にコメントをくださる方が増えました。ミス東スポは最も多くのファンに応援された人がグランプリになれる形式だったので、日頃のコミュニケーションの積み重ねが活きた結果受賞できたのかなと感じています。

──普段はIT企業で部長として活動されています。
ねむ 会社で副業が認められているので、どちらかを主軸にするのではなく、二刀流で活動しています。二つの仕事の掛け持ちはもちろん大変ですが、二刀流で活動している姿を見て応援してくださっているファンもいます。会社では、社長からキャリアアップの話もいただいています。これからも二刀流のスタイルで活動していきたいです。

──コスプレイヤーとしての今後の抱負をお願いします。
ねむ コミケが再開されたので、参加してコスROM(イベントでの写真や動画をCD‐ROMにまとめたもの)を出せるようにしたいです。今ある基盤を生かしながら新しいことにチャレンジしたいです。

※『月刊アミューズメントジャパン』2023年2月号に掲載した記事を転載しました。


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