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2023年03月01日
No.10003295

ニューギン・アドバンス
スマパチと現行主力機 共存時代の賢い選択
『ECO ポリシステム』と『脱着島』の活用で既存P機の稼働最大化へ

スマパチと現行主力機 共存時代の賢い選択

いよいよ4月からスマートパチンコ(スマパチ)の導入が始まる。業界の未来に向けて期待が高まっているが、一方で、既存のP機での集客もおろそかにできない。スマート機と既存機が共存する時期をどうやって賢く乗り切るのか。ニューギン・アドバンスが提案するのが『ECOポリシステム』を活用した研磨機の賢い使い方だ。

パチンコ200万台が
全てスマートに代わるのは?


スマスロの初期導入がひと段落して、いまホールが冷静に見極めなければならないのが今後のスマート遊技機の供給見通しだ。全日遊連が公表している組合加盟店舗における遊技機台数は、昨年10月末時点でパチンコが約200万台、パチスロが約120万台。まだまだ専用ユニットが潤沢に供給される環境ではないなかでスマスロとスマパチでユニットを分け合うことを勘案すると、オールスマート機の市場になるまでにはおそらく今後4~5年は必要になるだろう。低貸しや甘デジコーナーでの運用も考えれば、現行主力機は認定が切れるまでの6年間使い続けたいところだ。


だからこそ、既存島に投資するのは今だと提案するのがニューギン・アドバンスだ。次世代パチンコとして「玉を使わない」パチンコがアナウンスされ始めてから約10年。この間、島補給設備を更新せずに使い続けていたというホールは少なくない。老朽化が進む研磨機をそのまま使い続けることで、遊技客が不満を抱く事態が起こることは避けなければならない。ニューギン・アドバンスは玉補給システム『ECOポリシステム』を活用した集客力の強化を提案する。同システムは2013年に登場。すでに約200の導入店でその効果が認められている。

導入店でもっとも評価されているのが、玉の研磨時にウイルス除去力と洗浄効果が高いオリジナル洗浄水を使用する点にある。この洗浄水を研磨用ポリに吹きかけることで、玉だけではなく補給樋から補給シュート、遊技台盤面などへの汚れの付着も防止する。第三者機関が行った試験ではウイルスを99・99%除去するという結果も出ている。

ニューギン・アドバンスではコロナ禍で店舗の清潔感が来店動機につながっていることにも着目。『ECOポリシステム』導入店に対して「キレイな玉が良くないですか?」などのPOPやのぼりを提供して導入店への来店動機と好感度アップにつなげている。


『ECOポリシステム』では保守契約を結べば2カ月に1度のオリジナル洗浄水の交換とパック交換もニューギン・アドバンスが実施するので、布研磨などに比べてスタッフの作業量を大幅に削減できる。また、ECOドライブ仕様を搭載すれば電気代も削減できる。同社では、既存島を再利用して従来の研磨機を『ECOポリ研磨機』に差し替えるプランも提案し、約80件の施工実績を有している。メンテナンス費用が従来の同社製布研磨機比で約半分とコスト削減にもつながり、他社製研磨機との交換も多数実施している。

とはいえ、せっかく新しい研磨機を導入しても、スマパチの導入ですぐに研磨機が必要なくなるのではという疑問が浮かぶ。そんな疑問に答える新しい提案が『脱着島』(仮称)だ。ニューギン・アドバンスが開発・設計したこの島は、研磨機の抜き取りを簡易な作業で行えるパチンコ島で、PS併用にも対応する。スマパチ導入で必要がなくなった島の新しいECOポリ研磨機を抜き取り、老朽化した研磨機を使用している既存のP機の島やグループ店舗の島などに、安価で簡単に移設できる。ニューギングループの遊技機リユースシステム『ECOパチ』の考え方を研磨機に置き換えたと考えると、そのメリットを実感できるだろう。

これにより、現行主力機が使える5~6年後まで、スマパチ島のシェア増加に比例して既存島をブラッシュアップでき、プレイヤーに清潔で快適な遊技環境を提供できる。

今後の5年間、既存の補給設備を使い続けることの弊害は大きい。これからの店舗づくりは、スマパチ導入の先を見据えた賢い選択が必要とされる。


脱着島では、研磨機下部のアンダーボードを1枚外して研磨機の取り外し、取り付けが可能になる

大規模な工事不要でECOポリ研磨機の脱着が可能に

※『月刊アミューズメントジャパン』2023年3月号に掲載した記事を転載しました。


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