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2022年09月26日
No.10003049

パチンコ必勝ガイド×APJコラボ企画
昔と違い並びは楽!/バイク修次郎
連載コラム「ブレない漢のパチンコ日報」㉒

昔と違い並びは楽!/バイク修次郎

涼しくなってきましたねー。今年の私は例年以上にホールで遊んでいるので、季節を感じるのは自宅から店迄の移動と入場の並び時ぐらい…。並びと言えば、地味にエピソードがあるのでご紹介させてください。

自分のお金でパチンコを打つようになって、かれこれ30年ちょい。そのうち10年程が負けていて、今日までの20年程はほぼ毎月数10万のプラスです。

時代で言うと、前者は昭和から平成初期。一発台、権利モノ、羽根モノ全盛期で、デジパチは現金機のみ。この頃は新台発売のサイクルが今ほど早くなく、新装開店は月に1回程あったかな…初日は18時開店。翌日は15時。そして12時開店となって通常開店になる流れでした。 

私はまだ若造で軍資金が少ないうえに勝ち方を知らなかったので、新装開店初日の並びに参加することは殆どなかったのですが、壮絶な人だかりがホールのシャッター前に殺到している光景を何度も目撃しました。

朝の並びに本格参戦しだしたのは、CR機登場後の1990年代後半。当時は高額時給の派遣社員で働いていて月給は3〜40万。軍資金に余裕はあり、夜勤明けや平日休みの時新装開店に並びましたが、まー凄かった。初代「花満開」や「大工の源さん」他、爆裂機全盛期。当時、新台の撤去期限はあってないようなもので、次から次に高スペックCR機が導入されたのもあり、並びの人数は膨れ上がっていきました。

あるホールでは、店の周りの道路を2〜3周した記憶があります4〜500人はいたと思いますが、当時は小規模店が多く、キャパオーバーはしょっちゅう。大雑把な店では人数数えて打ち切りなんて無かったので、開店しても台に座れないケースも多々ありました。

また、現代のように店員さんの整列指導もほぼなく無法状態で、割り込みは日常茶飯事。揉め事はしょっちゅうで、リアルブレイキングダウンをよく目撃しましたね。ネット全盛の今なら大騒ぎになっていたことでしょう。

負け組を経て2000年からいわゆるパチプロ稼業を始めましたが、テリトリー範囲の新規店や新装開店日には大体足を運びました。数年経つと甘い店の目利きが上手くなったせいか、打つ店の並びメンツが濃い濃い。2005年頃から俗に言うウチコ軍団が増えたのですが、並びで軍団同士が被ると朝からバチバチ。縄張り争いの喧嘩や話し合いはよく目にしましたが、嫌がらせもあったようで…。軍団をやめたウチコ君に聞いた話ですが、ライバル軍団が並びの後ろにいた場合、入店後の細い通路でワザと転ぶマニュアルもあったとか。

そこまでやるかと呆れましたが、当時は1日打った場合の期待日当4万超がザラの時代。5人で座れたらざっと20万勝てるので軍団も必死だったのでしょう。自分はそういう軍団に負けじと血相変えて、5時位から1人並んでいましたが…。

優良店の激アツ日に1番をひいてしまうと焦りがち。この日も
微妙な台を掴んでしまった…プレッシャーに弱いわ(汗)

そんなある日、泣きたくなる出来事がありました。前日等価交換で千円40回チョイ回った「新海物語」狙いで5時位から並んでいると、既におじさんが一人並んでいて二番目が私。その後ろにはウチコ軍団がずらり。「まさか、前のおじさん狙い台には座らんやろ…」と茶色いジャケットの背中を見つめながら5時間後に入場すると…おじさんは狙いの海に一直線! どうやら、ウチコ軍団の手下にやられたようで、唇を噛み締めた記憶があります。

現代は当時と違い、抽選入場が殆ど。甘い店では優秀台に座れる率は下がりましたが、身体はめちゃくちゃ楽になりましたね。軍団とバチバチだった頃は、睡眠時間殆どなかったですから。さ、間もなく開店。今日も今日とて軍団と共に並んでいます。若い子達。たとえ体力と腕と人数で負けても、おっ3は気合いと根性じゃ負けないぞ♡

どちらにせよ、ホールには招かれざる客…ある意味ゴメンなさーい!

※このコラムは毎月1回掲載します。


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