2024年12月16日
No.10004670
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低消費電力と静寂性が注目集めた『MCファン』|J.G.コーポレーションがスマートビルディングEXPOに出展
「室内の空気環境を考える会社」を企業理念に掲げるJ.G.コーポレーションが、12月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催された「スマートビルディングEXPO」に出展。世界レベルの省エネを実現する、まったく新しい設備用送風機『MCファン』を展示して大きな注目を集めた。
『MCファン』はドイツのebm-papst社が独自のECテクノロジーで開発したECモータを採用。このモータは低消費電力、低発熱、長寿命を誇り、日本では膨大な電力を消費するデータセンター冷却市場の空調機用ファンで約9割のシェアを持つ。
このECモータを採用した『MCファン』の大きな特徴は、優れた電気性能とファン性能、静寂性にある。電気性能ではECモータ内蔵回路で連続的に回転数を調整することで平均30%の省エネと高効率運転を実現。ファンはモータ保護装置が不要なオールインワンタイプ。内蔵モータで風量を調節するのでインバータは不要だ。ベアリング音は耳を澄まさないと聞こえないレベルで一般の設備用ファンと同一動作点で比較しても静寂性が際立つ。オプションで温度センサなどの無線装置をつなげることで、機能の幅が大きく広がるシステムへも拡張できる。
『MCファン』を展示したJ.G.コーポレーションのブースには設備設計会社やゼネコンなどの関係者が多数詰めかけて、熱心に商品説明を聞く姿が見られた。
J.G.コーポレーションの渡邊秀太社長は「とくに消費電力が低い、音が小さい、インバータなしで制御できる点など、MCファンの省エネ性を評価していただけました。パチンコホール様もブースに来ていただけたので、これからご提案していきたいですね」と自信を深めていた。
同社のブースではほかにもパーソナル喫煙スペース『Solo Smoke』や、コンパクトAHU用送風機(ebm-papst社製ECモータへ)の交換工事なども提案。ブース内は終始来場者が途切れなかった。
文=アミューズメントジャパン編集部