3月号特集 新時代を見据える設備・サービス
究極のメダル品質で快適環境を構築｜ジェッター
メダル自動補給回収研磨装置『ジェッターラインV-9000』

パチスロ市場が好調ななかで昨年末にグランドオープンした『マックス石岡』（茨城県石岡市）。オープンにあたってはパチスロの設置台数を当初の予定より増やした。ジャグラーや30φ機を重視する同店ではジェッターのメダル自動補給装置『ジェッターラインV-9000』を導入して顧客満足度を高めている。

茨城県南部、霞ヶ浦の北側に位置する石岡市に12月27日、『マックス石岡』がグランドオープンした。経営するミナミ・エンタープライズ（本社：福島県郡山市）は「マックス」のブランドで福島・栃木・茨城県にホール9店舗を展開している。

『マックス石岡』は2022年12月にM&Aで取得した店舗。半年間は旧屋号で運営していたが、昨年6月から休業して改装工事に入っていた。グランドオープンでは旧店舗を増築して約200台増台。総設置台数は750台（パチンコ400台、パチスロ350台）となった。パチスロは5円貸しを含めて195台がスマスロ。茨城県内最大級に構えた。

増築したフロアは全台がパチスロ。加えて、既存エリアもリニューアルし、2ボックス80台でスマート遊技機専用互換島（エース電研）を導入。現在は互換島にスマスロを設置している。紺野ストアマネージャーは機種構成についてこう語る。

「いまの状況は確実にパチスロのほうが良いという判断で、計画段階よりパチスロの台数を増やしました。互換島を作ったのは将来への布石。今後、スマパチが良くなればすぐに切り替えられますし、スマスロとスマパチを半分ずつといった運用もできます。業界や市場の状況を見ながらフットワークを軽く判断していきたいと思っています」

旧屋号で運営し始めたときに赴任してきた紺野マネージャー。同店の近隣にはマルハン、ダイナムの全国大手があり、クルマで10分圏内に地場の大手ホールもある。旧屋号での営業では客数も少なかったという。しかし、年末のグランドオープン後は順調に集客できている。

「茨城県ではまだマックスのブランド認知度が低いので、まずはマックスを知っていただくことが課題。ただ、当店がオープンしてから商圏内の客数が増えていて、クルマで30分圏内の土浦市や水戸市からの来店も多く、エリア全体の活性化に貢献できているのではないかと思っています」


水研磨で常に極上のメダルを

オープン後は好調のパチスロで『スマスロ北斗の拳』や『バジリスク絆2』『スマスロモンキーターンⅤ』などスマスロがしっかりと稼働。一方でパチスロ350台のうち155台と約4割を占めるメダル機も重要な役割を担う。

「ジャグラーは老若男女問わず遊んでいただけていますし、茨城県は30φが強いエリア。長く遊んでいただけるメダル機は重要なジャンルと考え、とくに注力しています」

こうした背景から今回のグランドオープンで導入したのが、ジェッターのメダル自動補給研磨装置『ジェッターラインV‐9000』だった。

ジェッターラインでは搭載されるメダル研磨機を2種類から選べる。『W研一（ダブルケンイチ）』は水を使って円盤ブラシで汚れを取り、さらにローラーブラシで汚れを拭きとり極上のメダル品質を実現する。もうひとつの『オールフリー研一』は円盤ブラシとローラーブラシを使う乾式のメダル研磨機で、毎日の閉店後の作業が一切必要ない。同店ではメダル品質を重視して『W研一』を選んだ。

「やっぱり水研磨はメダルがキレイになりますね。パチスロ専用の洗剤が必要ないくらいです。お客様には快適に遊技していただけていると思っています」




同店は業界の最新のトレンドを取り入れてオープン。単体島やセルフPOSなどを導入したほか、店内に紙の掲示物を貼らず、すべてデジタルサイネージでの告知に統一した。オープン後の稼働も順調で、客層も広がっている。


そんななか、「10年、20年と愛されるお店にするために、地域に根差した営業を心がけていきたい」と話す紺野マネージャー。長く遊んでもらいたいと位置づけるメダル機の高稼働を、ジェッターラインが支えている。


※『月刊アミューズメントジャパン』2024年3月号に掲載した記事を転載しました。
文＝アミューズメントジャパン編集部