アミューズとPSGがオフィシャルリージョナルパートナー締結会見

関西を中心にホール25店舗を運営するアミューズ（大阪府吹田市）と、フランス・パリに拠点を置くサッカークラブ「パリ・サン＝ジェルマンFC」（PSG）が4月27日、オフィシャルリージョナルパートナー締結記者会見を都内で開催した。

今年創立30周年を迎えるアミューズは、「AMUSE MIND＝アミューズメントを通じて笑顔とありがとうが溢れる会社」であるために地域貢献活動を続けてきた。今回の契約締結は30年の歩みを支えてくれたお客様や地域、社会、社員に笑顔で感謝を伝えたいという意味が込められている。

会見で挨拶したアミューズの岩谷和馬社長はPSGとのパートナーシップ締結について、「サッカーのゴール前の高揚感、ゴールを決めた後の興奮はパチンコに近いものがあると考えた。エキサイティングなスポーツと日本独特の娯楽を融合することで、新たな日本独特のアミューズメント、エンターテインメントを提供できるのではないかと考えた」と説明した。

また、PSGには世界的なサッカー選手が数多く在籍していることや、多くの人がチーム名を知っている世界的なチームであることに言及。「私たちアミューズが業界の中でどんどん羽ばたいていくために、PSGのブランディングを勉強させていただき、ともに成長できれば」と思いを語った。

最後にパチンコ業界の現状に触れ、「業界で働いているみなさんが不安に思っている中、少しでも明るいニュースを届けたいという思いもあった。PSGというビッグネームを使うことにより業界全体に少しでも誇りと希望を持ってもらいたい。これからのアミューズとPSGの活躍に是非期待いただければ」と結んだ。

続いてPSGアジア太平洋地区マネージングディレクターのセバスチャン・ヴァゼル氏が登壇した。ヴァゼル氏は「本日ここでPSGとアミューズがパートナーシップを発表するために、元選手のエムボマ氏とともに東京でイベントに参加することができ、大変嬉しく思っている。アミューズの岩谷氏と日本における我々のブランドとの革新的なパ―トナーシップを可能にしてくれたことに心から感謝している」と述べた上で、PSGの日本における活動を次のように説明した。

「日本はPSGのファンベースの革新的戦略にとって非常に重要な国であり、日本全国に非常に多くのPSGファンがいます。そのため昨年7月には東京と大阪でエムバペやメッシ、ネイマールといったスーパースターを連れて来日し、ツアーを開催しました。いまでは東京と名古屋でも店舗を構え、最近では日本の若者がPSG流のトレーニングを受けられるアカデミーを立ち上げています。アミューズとPSGは双方の業界において革新者であり、良い意味で常識を覆す新しい野心家という共通の価値観を持っています。今回のパートナーシップにより、ファンの皆様にアミューズの多様なエンターテインメントの世界を知っていただけることを期待しています」

会見にはPSGの元選手で、Jリーグのガンバ大阪でも活躍したパトリック・エムボマ氏も駆け付けた。エムボマ氏は「私にとってのホームグラウンドでもある日本に帰ってこられたことをとても嬉しく思っている。今日は元選手としてPSGを代表し、アミューズとのパートナーシップをサポートできることを光栄に思う」と挨拶。「私は大阪にたくさんいい思い出があります。活気があり、人々がいつも笑顔で、楽しそうにしている。アミューズが社会にもたらしたいエネルギーはまさにそこにあると思う」と、アミューズとのパートナーシップ締結を歓迎した。


この日の会見のMCは陣内智則さんと三田麻央さん。会場にはブラックマヨネーズの吉田敬さんが来場して岩谷社長に花束を手渡し、アミューズの創立30周年を祝った。このほか吉本芸人のピーチさんがサッカー元日本代表の中村俊輔さんに、おばたのお兄さんが堂安律選手に扮して会見を盛り上げた。