タイプ別の粗利率と運用方法を解説｜メイドインサービス

パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス（東京都府中市）が2月16日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で21回目。

導入部ではスマスロ5.5万台、6.5号機4000台が投入された1月のパチスロ市場について解説。1月末時点のパチスロ設置台数比率については、スマスロが約34.9%、ジャグラーと6.5号機を除く旧メダル機の設置比率は約14.4%であることを発表した。

個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」（シリウス）の総合ランキングでは、1月導入のスマスロ新機種が3機種ランクイン。12月導入の機種は、1機種を除いてランキング内をキープしており、なかでも『Lバジリスク～甲賀忍法帖～絆2天膳BLACK EDITION』は、前月の12位から4位まで順位を上げた。

トピックスとして紹介されたのは、ホールからの問い合わせも多いという「粗利率について」。直近3カ月間の実績をまとめた稼働上位25機種を挙げ、設置シェアの高い機種、高コイン単価機種、ジャグラーなどのノーマルタイプ、それぞれの粗利率・平均設定など比較。トピックスのまとめとして「店舗としてやりたいこと、我慢するところを明確化し、各機種の利益バランスに注目して目標を達成することが重要」とし、「弊社が分類している3つのコイン単価帯に分けて、それぞれの役割を対比し、シェア率と粗利のバランスがうまく取れているかを確かめながら運用していくことが大事になってくる」と説明した。

好評を博している「最新機種分析」パートでは、2月導入の最新機種について市場導入前のMIS社の予測と導入後の実績を解説。今月の新台では導入前まで一般的に下馬評の低かった「ゴジエヴァ」を高評価としており、同社の機種予測精度の高さと根拠についても説明した。

直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、「市場の上昇傾向に伴い上位機種でもしっかりと維持、上昇が見られた」としたが、12月・1月の年末年始営業という特需がなくなり、「稼働が落ち始めるため、維持・下げ止まりに注力してゴールデンウィークまで我慢が続く」と予想した。3月導入の期待する機種については、『スマスロキングパルサー』、『忍魂参 ～奥義皆伝ノ章～』を挙げた。

次回、第22回パチスロ定例セミナーは3月15日14時からを予定している。

文＝アミューズメントジャパン編集部