特集記事

特集記事内を

2023年04月24日
No.10003444

全国に根付くポーカー文化④
リアルの奥深さ感じて
第3回 m HOLD'EM 公式オフ会

リアルの奥深さ感じて
第3回公式オフ会・昼の部の参加者。手のひらを自分に向けている最前列右端がガイP

サミーが運営するテキサスホールデムアプリ「m HOLD'EM(エムホールデム)」は年に数回、「m HOLD'EM目黒」(東京都)で公式オフ会を開催している。アプリユーザーにリアルの醍醐味を体験してもらうことが目的。第3回開催時には契約プロのじぇいそるさんが参加した。

「熱心なアプリユーザーでも、リアルポーカーを一度もやったことがない人はたくさんいます。その最たる理由は、一人で店舗に行くのが怖いから。知らない人やお店に対する不安がネックになっています。このオフ会を企画した経緯は、そうした心理的障壁をできるだけ感じずに、リアルのプレイも楽しんでもらいたいと思ったからです」

こう話すのは、アプリのプロデューサーを務める「ガイP」さん。広告塔として自ら前面に出ることも辞さない明るい性格で、ユーザーや関係者からこの愛称で親しまれている。

アプリで参加者を募り、参加するユーザー名を事前に発表するオフ会では、同じアプリを遊んでいるという緩いつながりが担保されている。中には会うのは初めてでも、アプリで対戦したことを覚えていたり、SNSでユーザー名を見知っていたりする場合がある。店舗運営者もまったく知らない間柄ではない。

「第1回目のときは店舗の半分を借りて、30人限定で開催しました。第2回は全フロア貸し切りの70人。第3回は70人の2部制で、過去最多の方にご参加いただきました。今後も年に3回程度、実施するつもりです」

種々あるテキサスホールデムアプリの中でも、リアル店舗をもつアプリは「m HOLD'EM」以外にない。アプリとリアルが相互作用する好例と言えるだろう。

クイズ戦で盛り上がる参加者たち

豪華ゲストが参戦

第3回開催時は、昼と夜の2部制でプログラムが進行。チーム制のクイズ大会やリングゲームが行われた。特別ゲストは、サミーと契約を結ぶプロポーカープレイヤー兼YouTuberの「じぇいそる」さん。カジノのキャッシュゲームで生計を立てるプロプレイヤーのパイオニアだ。本拠地はラスベガス。

じぇいそるさん(右)との記念撮影ににっこり

このほかにも、プロダーツプレイヤーの森田真結子(まよんぬ)さんと、ポーカーの全国大会で優勝した経験をもつ「りょうな」さんが駆け付けた。3氏は各テーブルを順に回り、参加者と交流を深めた。

まよんぬさん(右)はトークでも場を盛り上げた


2019年に全国大会「AJPC」を征したりょうなさん。当時のプレイ歴は2年半

サインや記念撮影に気軽に応じていたじぇいそるさんは、「同じ趣味の日本人プレイヤーと会話しながらテーブルを囲めたことが、とても楽しかった。マネープレッシャーがないので純粋に楽しいだけ。日本ではトーナメント偏重の傾向があるが、こうしたリングゲームも広がってほしい。プレイヤーや店舗が日本でもっと増えてコミュニティができることは嬉しいし、僕はそれを応援したい」と話す。

特注シャンパンを周囲に振る舞った参加者(中央)

参加者に感想を求めると、次回もぜひ参加したという旨のコメントが口々に返ってきた。

「リアルポーカーは初めて。最初は不安だったが、和気あいあいとした雰囲気が楽しかった」

「友達に誘われてきた。リアルは2回目。ディーラーさんがゲーム進行をさり気なく促してくれるので、安心してプレイできた」

「まよんぬさんのファン。次回の日程も早目に決まれば参加したい」

「じぇいそるさんに贈り物を渡すために来た。三重県から」
 
公式オフ会は今後も継続的に開催するという。

※『月刊アミューズメントジャパン』2023年4月号に掲載した記事を転載しました


パチンコ・パチスロ最新記事