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2023年03月02日
No.10003317

木曽 崇(国際カジノ研究所 所長)
迫りくる「遊んで稼ぐ」ゲーム
[コラム]カジノ研究者の視点

迫りくる「遊んで稼ぐ」ゲーム
Kiso Takashi [プロフィール]日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部首席卒業(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者での会計監査職を経て帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2011年、(株)国際カジノ研究所設立。

「遊んで稼ぐ(Play to Earn)」を標語とするNFTゲームの波が、いよいよ国産ビッグタイトルにまで及んできた。Tirdverseを中心とする企業グループは1月12日、新オンラインゲーム「キャプテン翼RIVALS」のサービスを開始した。「キャプテン翼RIVALS」は、東証プライム市場上場のゲーム企業gumiの創業者である起業家・國光宏尚氏がけん引することで知られるプロジェクト。出資者にはzozoの創業者として名高い前澤友作氏などが参画するほか、ゲームの広報大使としてサッカー日本代表の長友佑都選手や元スペイン代表で現在はヴィッセル神戸に所属するアンドレス・イニエスタ選手など、大物サッカー選手が就任している。
当然ながらゲームそのものは、1980年代~90年代に週刊少年ジャンプに連載され、今なお世界中で根強い人気を誇る漫画「キャプテン翼」(作者:高橋陽一)のキャラクターを踏襲している。

NFTゲームとは、データベースをインターネット上のシステムで分散して管理するブロックチェーン技術をベースとして、固有の資産性を持つデジタルアイテムを各プレイヤーが保持する形で運用が行われるインターネットゲームのこと。「キャプテン翼RIVALS」においては、ゲームプレイに必要なキャラクターカードをNFTとしてガチャ販売しており、希少性のあるキャラクターカードを引いた場合には二次市場において転売することで現金を獲得することが出来る。
また、当該ゲームではゲームプレイの結果に基づいて提供されるゲーム内通貨が、外部流通する暗号資産(いわゆる仮想通貨)と交換可能となっており、ゲームの結果に基づいて実質的に現金の獲得までもが可能なサービスとなっている。>>>>>> <記事全文は週刊アミューズメントジャパン 2月27日号をご覧ください>


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