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2023年03月03日
No.10003299

スマート遊技機時代の店舗づくり
ECOポリシステムで、体感できる快適遊技環境へ
四海樓本店(大阪市中央区)

ECOポリシステムで、体感できる快適遊技環境へ
島中央部の研磨機を『ECOポリシステム』に変更した

長年にわたり地元で愛され続けている四海樓本店が、一部のパチンコ島でニューギン・アドバンスの『ECOポリシステム』への差替え工事を店休日なしで行った。「お客様により快適な環境で遊技してほしい」という想いは、来店客にしっかり伝わっている。

地下鉄御堂筋線なんば駅前にある四海樓本店の開業は1957年。かつて映画館や演劇場などが数多くあったこの街に、新たな大衆娯楽の施設が誕生して65年が過ぎた。1989年、木造から鉄筋コンクリートビルに建て替えた際に地下鉄の出口と直結。その利便性から沿線の駅から乗車する仕事帰りのサラリーマンなども集客し、繁盛店になった。

「親子3世代で通うファンがいるなど、地元で愛され続けている店舗様です」とニューギン・アドバンス営業部の小金澤洋治係長は話す。グランドオープンから30年以上経った店舗で、設備の老朽化は進んでいるが、その都度改修や入替えを行い、「快適な遊技環境」を常に維持するように務めている。その一環として行われたのが、パチンコ島の研磨機差替え工事だ。

3フロアに922台(パチンコ673台・パチスロ249台)を設置している

従来の補給設備は10年以上前に導入。経年劣化で玉詰まりや玉の汚れが発生することがあり、島はそのまま残す形で、補給樋や研磨機などをニューギンアドバンスの『ECOポリシステム』に差替えることにした。

「昨年12月に行わせていただいた第一期工事は、1階の西側4円貸し96台を設置したバラエティコーナー。工事は、12月17日から28日までの閉店後に少しずつ行ったので、店休日を設けずにすみました」

閉店後の工事は朝までかかることもあったが、四海樓本店の店長やスタッフが交代で立ち会ってくれた。

「深夜に立ち会ってくださった方々には頭が下がる思いです。体を壊さないようにと願っていました。四海樓さんでは、店休せずに10日以上かけた大がかりな改修は初めてで、社内でも『大丈夫か、本当にできるのか』と心配する声もあったようです。私たちには、こうした店休日なしの工事の経験は多く自信がありましたが、初めての時は不安になられるのはもっともだと思います。幸い、ホールのご担当の方が『補給が原因で快適な遊技ができないようでは本当の意味でのお客様サービスにならない。毎日お客様に接している現場の声を汲み上げるためにも、挑戦させてほしい』と交渉してくださり、工事が承認されたと伺いました」

第一期工事中や工事が終了した直後は、改修の店内告知はしなかったが、ある常連客がスタッフに「なにかこの島変わった? 玉詰まりがなくなったようだし、玉もきれいだね」と声をかけた。スタッフが工事のことを説明すると、常連客は感謝の言葉を口にしたという。来店客が快適な遊技環境を体感できるようになったこと。これが『ECOポリシステム』差替え工事最大の成果だ。その後、より多くの来店客に快適に遊技できることを知ってもらおうとPOPを掲示している。

店舗オリジナルの告知POP

今年1月16日から第二期工事として、同じフロアの4円貸しの『大海物語4スペシャル』などが設置されたコーナーで差替えを行った。「キレイな玉が良くないですか?」と書かれた『ECOポリシステム』の特徴を謳ったポスターのほか、「○○番台〜○○番台で閉店後、島改修工事を行う」旨を記した四海樓本店オリジナル告知POPを掲示、来店客に理解を求めた。

第二期工事を告知し、来店客の協力をお願いするスタンドを島端に設置した

「四海樓本店様では、ニューギン・アドバンスに2カ月に1回の定期保守点検の依頼をされていますので、スタッフの方の負担はゼロです。今までは布研磨が使われていたため、毎月研磨布の交換作業が必要で、それなりのご負担があったかと思いますが、メンテナンスの手間が軽減できたと喜んでいただいています」

今後、他の島でも差替え工事をする方針だが、まだ故障が少ないので今すぐではないという。不要不急の工事を行い、費用をエンドユーザーであるファンに負担させないために段階的に行っていくという心配りだ。

「四海樓本店様では、日・週・月ごとに計画を立てて遊技台のメンテナンスをされています。盤面が汚れて玉の軌道が変わったりしないように、月に1回は手作業で盤面を丁寧に拭く作業を行っているとも伺っています。65年の歴史あるパチンコ店が、いかに地域のお客様のことを考えて店舗づくりをしているかがわかります。今回の『ECOポリシステム』差替え工事を通して、こうした快適遊技空間づくりのお役に立てたと思うと、私たちも誇らしい気持ちになります」(小金澤係長)

※『月刊アミューズメントジャパン』2023年3月号に掲載した記事を転載しました。


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