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2022年12月22日
No.10003211

東京コミコン2022
3年ぶりのリアル開催に映画・コミックファンが集結

3年ぶりのリアル開催に映画・コミックファンが集結

首都圏を中心にホール21店舗を運営する浜友観光のグループ会社・東京コミックコンベンション(千代田区)は11月25日から27日の3日間、「東京コミックコンベンション2022」(以下、東京コミコン2022)を幕張メッセで開催した。これは世界最大級のアメコミやハリウッド映画、ポップカルチャーの祭典だ。

3年ぶりの開催となる同イベントには、国内外から延べ6万7668人が殺到した。25日に実施されたオープニングセレモニーには、アンバサダーを務めるEXILEのAKIRAさんが登壇。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのドク博士役で知られるクリストファー・ロイドさんをはじめとする、過去最多となる11人の海外セレブゲストを招き入れた。来日した海外セレブは、専用のチケットを購入した来場客とツーショット撮影やサイン会を行ったほか、ステージに登壇し出演映画の裏話を披露した。

オープニングセレモニーに11人の海外セレブが大集合

「豪華なスーパースターの集結に、少年時代に戻ったかのようなワクワクを感じている」と語るAKIRAさん

「バック・トゥ・ザ・フューチャー』について語るクリストファー・ロイドさん

企画展示スペースでは、映画の撮影で使用した小道具を多数展示。特に大勢のファンが押し寄せていたのは、出演俳優が海外セレブゲストとして5人来日したことを記念して実施された「スター・ウォーズ」シリーズの展示だ。「R2-D2」「R2-X2」などの劇中登場ロボや「ライトセーバー」などの貴重なプロップはもちろん、登場キャラクター「ダース・ベイダー」の等身大フィギュアも登場。展示にカメラを向けるファンが絶えず、大盛況だった。今回初めての試みとして設置されたコーナー「スーパーライド」では、劇中に登場したバイクや車を17台展示。中でも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する車型タイムマシン「DMC デロリアン」は車内のディティールも覗ける展示となっており、常に大きな人だかりを作っていた。

撮影で使用したプロップが並んだ

大迫力の等身大「ダース・ベイダー」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の代名詞とも言えるマシン「デロリアン」

「コミコン」の名物コーナーとして注目を集めていたのは「アーティストアレイ」コーナー。これは、「アイアンマン」「スパイダーマン」シリーズなどで知られる「マーベル・コミック」や、「バットマン」「スーパーマン」シリーズなどで知られる「DCコミック」などで活躍する漫画家やイラストレーターを中心に、世界中で活躍するアーティストと交流できる、というもので、今回は41のアーティストや企業がブース出展した。最大の特徴は、大物アーティストがリクエストをもとにその場で作品を制作してくれるブースがあることだ。「マーベル・コミック」の編集長である、C.B.セブルスキーさんもブースを出展。サインやキャラクターのイラストをファンの目の前でポストカードに描いたほか、ツーショット撮影も実施した。

ファンのリクエストに応じ、猫のイラストを描くアーティスト

記念撮影するC.B.セブルスキーさん

マーベル作品が大人気
コスプレ企画も大盛況


 企業出展ブースで群を抜いて人気だったのは「マーベル・コミック」やその映画化作品のグッズを取り扱う「MARVEL POP UP STORE/TCC2022」の物販ブース。他よりもひときわ広いブースでありながら、エリア内で最も大きな行列を作っており、25日には平日でありながら30分の待ち時間が発生していた。「マーベル・コミック」は、2008年公開の映画『アイアンマン』を皮切りに行われている実写映画化企画「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」が非常に大きな支持を集めている。これは、「マーベル・コミック」の実写化作品を同一世界観のクロスオーバー作品として扱い、それぞれの物語に繋がりを持たせた映画フランチャイズ(同じ世界観を共有し、展開される映画作品群)。全世界で合計250億ドル以上の興行収入を上げていると言われており、最もヒットした映画フランチャイズとなっている(2位の「スター・ウォーズ」シリーズは約100億ドル)。
 企業出展ブースでは他に、キャラクターのフィギュア制作を行う『プライム1スタジオ』も大盛況。展示された130点のスタチュー(立像)が来場者の目を釘付けにしていた。アメコミ作品のみならず、『チェンソーマン』『進撃の巨人』などの日本で高い人気を誇る作品のキャラクターフィギュアも登場。『北斗の拳』『エヴァンゲリオン』など、パチンコでも人気のコンテンツやその派生作品に登場するキャラクター達も顔を並べた。
 
人気が顕著に現れた『MARVEL POP UP STORE/TCC2022』 ©MARVEL

人気キャラクターのスタチューが登場

来場客が積極的に参加できるコスプレ企画も豊富に展開。「世界コスプレサミット」の協力のもと行われる、ステージ上で好きなシーンを演じたり踊ったりできる「コスサミセレクションin東京コミコン2022」や集合写真撮影大会「コスプレギャザリング」のほか、「マーベル・コミック」「DCコミック」「スター・ウォーズ」に限定したコスプレ及び作品披露ステージなど、内容もさまざま。自分に合ったやり方でコスプレを存分に楽しめる3日間となった。アーティストアレイでコスプレ衣装を展示した企業『TKC工房』(練馬区)はコスプレ参加者をバックアップ。無料で衣装修繕サービスを実施し、安心してコスプレを楽しめるようサポートしていた。
 
コスプレでも「マーベル・コミック」のキャラクターは大人気


今回新たに、アバターを通してイベントを体験できる「メタバースコミコン」が初登場。スマートフォンでアプリをダウンロードし、「東京コミコン2022」開催期間中に仮想空間内で専用コインを集めることで、会場限定の缶バッジやシール、海外セレブのサイン色紙が当たる抽選券と交換できる、というものだ。例年とは違う角度からイベントを楽しめるものとなっている。
 
3年ぶりに復活し、大盛況のうちに終了した「東京コミコン2022」。次回は2023年5月5日から7日の3日間、初の「大阪コミコン2023」がインテックス大阪で開催予定だ。


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