全商協 総会
中古機流通健全化へ、規約を一部改正

全国遊技機商業協同組合連合会は6月8日、ヒルトン東京お台場で通常総会を開催した。中村昌勇会長は冒頭の挨拶で旧規則撤去における組合員販社の協力に感謝の意を示した上で、「撤去された使用済み遊技機が適正に廃棄処理されるまで油断は許されない。不法投棄、野積みをさせない、起こさせないことを念頭に置き、ホール営業所様に赴いた際には倉庫等に保管されている使用済み遊技機の早期排出および適正処理について引き続き啓蒙活動をお願いしたい」と要請した。

議事では、今後は中古遊技機流通業務の一層の健全化と点検確認能力のスキルアップや、統一した高度な点検確認能力を持った遊技機取扱主任者の育成が必須になるなどとして、中古遊技機流通健全化に関する全商協規約の一部改正案が上程され、可決承認された。

来賓挨拶では警察庁生活安全局保安課の池田雄一課長補佐が小堀龍一郎課長の挨拶を代読。旧規則機の撤去について「貴連合会もその一翼を担い、計画的撤去に大きな貢献をされてきたと認識している。これまでのみなさまの真摯な取り組みに敬意を表したい」と評価し、「今後も不正の入る隙間がないよう、中古機流通の安全を確保していただきたい」と要望した。

なお、2021年度のぱちんこ中古遊技機の確認証紙の交付は、件数で47万4388件（前年比112.1％）、台数で76万24台（同119.0％）だった。