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2021年10月26日
No.10002519

セガサミーHD、社員の“サステナブル意識”高める
イベントや研修で理解を促進

セガサミーHD、社員の“サステナブル意識”高める
大きな歓声を集めたわたなべさん(左)と光吉さんのパフォーマンス

セガサミーホールディングスは10月26日、東京・大崎の本社ビル内で視覚障がい者によるコンサートを開催した。

会場となった場所は正午の社員食堂。グループ社員が昼食を摂る一角で、主に全盲の若いアーティストが歌声と演奏を披露した。

登壇者はKo-seiさん、わたなべちひろさん、佐藤翔さん。株式会社セガに所属する作曲家兼歌手の光吉猛修さんと、8歳のときに腎臓移植を経験し現在も入退院を繰り返しているクルズリサさんが、それぞれ客演者として華を添えた。

この催しはセガサミーHDが10月17日から29日まで実施している「サステナブルウィークス」の一環。同社は期間中、グループ社員のさらなる意識の醸成と理解の促進を目的として、サステナブルな取り組みを複数実践した。

社員食堂では期間中、大豆ミートなどを使用した「サステナブルフード」をメニューに取り入れた。大豆ミートに代表される代替肉は、一般的な食肉よりも製造過程における環境負荷が小さく、社会課題に配慮した食品だ。提供メニューは同社の社員食堂で給食事業を受託しているLEOC(東京都)が開発。19品のうち2~3品が日替わりでラインナップに並ぶ。

提供メニューは毎日手作り。上から時計回りにそぼろ丼、キーマカレー、そば、かき揚げ

総合受付では25日から27日まで、障がい者が制作したアート作品53点を展示した。同展示会では作品に付されたQRコードから購入サイトにアクセス。来場者はその場で購入できた。価格帯は3万円から30万円程度。昨年に続く取り組みで、東京愛宕ロータリークラブおよびLIVES TOKYOと共同開催した。

大峯直幸さんの作品。不随意運動を力で抑え込むことで生まれるくっきりしたラインが特徴だ

神楽谷さんの作品。点描で迫力を生み出している

このほかにも各種研修を実施した。経営層向けには、車いす利用者や視覚・聴覚障がい者、高齢者の世界を感じられる体験型研修を開催。グループ社員向けには9講座を開講した。中でもグループ内で従事し、東京パラリンピックで銅メダルを獲得した欠端瑛子選手(ゴールボール)のインタビュー動画は、ハンディキャップをもつ社員の日常を知る機会になったという。


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