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2021年08月12日
No.10002413

pp奨学金 一般社団法人設立
会長に阿部恭久氏(サンキョー 代表取締役)

パチンコホールの遊技客から寄付される玉やメダルを、経済的に困窮している学生の支援に充てている「パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)」が7月に一般社団法人に移行した。今後さらに公益法人化を目指していくという。

pp奨学金は、社会福祉法人さぽうと21の指導・協力のもと、2017年に遊技業界の有志により発足した。パチンコホールに「募玉募金箱」を設置し、遊技客から寄付された玉やメダルを原則1玉4円、1枚20円相当の金額に換算し、さぽうと21を通じて、経済的な理由で修学が困難な若者を対象に給付型奨学金を毎年支給しいる。これまでの支給総額は7602万円。

8月12日に開催された都遊協定例理事会では、「これまでの体制では、遊技業界の奨学金制度であるにも関わらず、業界に対する一般の評価を得られにくい」ことが一般社団法人化の理由のひとつと説明された。

7月12日に開催された一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金の第1回総会では、会長に都遊協理事長の阿部恭久氏(サンキョー 代表取締役)、副会長に韓裕氏(マルハン東日本カンパニー 社長)、代表理事に吹浦忠正氏(社会福祉法人さぽうと21 会長)が選任された。

同総会で吹浦代表理事は、「今の日本は大変な格差社会で、困窮している人はたくさんいます。その分、pp奨学金への期待も大きいと思っています。その期待に応えていくには、将来、公益法人となり、寄付のしやすい、また会員になりやすい体制を作ることが必要だと感じています。それがひいてはパチンコ業界に対するイメージの向上に役立ち、そしてパチンコ・パチスロの客を増やすことにもつながっていくと思います」と述べた。


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