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2018年04月11日
No.10000585

矢野経済研究所
ホール経営企業数・店舗数調査
17年末の経営企業数は3244

矢野経済研究所が2017年のパチンコ経営企業数と店舗数に関する調査を実施した。それによると17年12月末時点のホール経営企業は3244社で、16年末から177社減少(図1)。小規模ホールを経営する企業の撤退や倒産が主な原因だった。なお、資本や経営者などで関連する企業グループ数は2460で、同150グループ減少した。

営業店舗数は1万258軒で前年から420軒減少した(図2)。遊技機設置台数は440万7436台で前年から約10万台(2.1%)の減少(図3)。パチンコが同3.4%減の272万5760台で、パチスロがほぼ横ばい(0.1%減)の168万1676台だった。パチンコは14年以降、減少が続いている。一方のパチスロは11年以降、前年比増を続けてきたが、17年は減少に転じた。

17年の新規出店は162店舗で前年より9軒少なかった(図4)。ここ数年間、新規出店は220軒前後で推移してきたが、16年、17年は200軒を下回る低水準で着地。17年は東京、大阪を中心とした大都市圏での出店数が伸び悩んだ。また、この数年はM&Aによる新規出店が増えているのも特徴だ。

矢野経済研究所は「産業の事業環境がより厳しくなることから、今後もパチンコホール経営企業のM&Aは増加していくだろう」と予測している。