特集記事

特集記事内を

2022年01月24日
No.10002610

クレド
コロナ禍でも目標比200%超の売上げ
デイサービス施設『リゾートアロハ』

コロナ禍でも目標比200%超の売上げ
パチンコや麻雀、ビリヤードをはじめ、各種ゲームや運動器具、入浴施設などを完備。成果に応じて手に入る「施設内通貨」を流通させ、コーヒーを飲む際やイベント時に使えるなど、通所すれば数え切れないほどの楽しいことがあるため、退所者が少ないのも特徴だ。

昨年10月、クレドのデイサービス施設の直営4号店として、『リゾートアロハ 加茂野』(岐阜県美濃加茂市)がオープンした。3カ月連続で売上げ目標比200%以上を達成、コロナ禍での安定した経営状況に注目が集まっている。

『リゾートアロハ』は現在、岐阜県を中心に全国に15施設を展開、4施設が開設を準備している。『加茂野』はこの中でも最も新しい施設。大きな特徴は、土地を所有する法人が施設を新築、15年のサブリース契約を結びクレドに賃貸する方式である点だ。

「リフォームではなく一から設計するため、デイサービス施設としての使い勝手が非常に良いんです。新築のきれいな施設として利用される方にも喜んでいただいています」(フランチャイズ事業部・五十川裕一朗運営課長)。

同施設の周辺には農作地や住宅地が広がる。特に高齢者が多いエリアではないが、7~8㎞と広い圏内から集客できているため、オープン当初から目標を上回る売上げを達成している。10月は42万1110円で240%、11月は101万6440円で217%、12月は145万円で212%と順調に推移している。オープン半年後の売上げ目標200万円もこの調子ならば容易に達成できそうだ。

「施設は木造の平屋建て。土地をお持ちのオーナー様ならばビルの一部を改装して開業するよりも、イニシャルコストを低く抑えることができる場合もあります。『建物はホールディングスが建てて、子会社に賃貸する』『オーナー様個人の資産で建てて自社に貸し付ける』など、税制上有利な形態も可能です」(五十川課長)

会員制ストック型ビジネスである点も好調な理由のひとつ。契約会員数を増やしていく事業モデルのため、安定した収益が見込める。売り上げの7~9割は公的介護保険から支払われるため、万一通所者の支払いが滞っても全体の収益には大きな影響がない。

「弊社は、ここ2年ほど直営店の強化に力を入れていて現在4施設目です。安定期には、1店あたり年間2千万円の利益が上がります。いずれも右肩上がりに成長していて、目標である介護部門で合計年1億円の利益も達成できそうです。以前ホールを経営していた弊社にとって明るい材料になっています」と五十川課長は話す。


直営店で蓄えたノウハウは、FC加盟店に惜しみなく提供する。「リゾートアロハの特色の一つは、運営をカスタマイズできるということです。”地域の人たちにお仕着せでないこんな楽しいデイサービスを提供したい“というアイデアも生かせます。パチンコ店同様に、本当にやりがいがある仕事です。ホール法人様にぜひ加盟していただきたいと思っています」。

定員30人・90%稼働で、建物をサブリースした時の総事業費は約3000万円から。このほか、ロイヤリティが1カ月15万円。立地条件にもよるが、安定期の目標値は「売上げ年間約6500万円、営業利益約2000万円」になっている。初期投資の回収期間は2年半から3年と短いのも魅力だ。



※この記事は『月刊アミューズメントジャパン』(2022年2月号)に掲載したものを転載したものです。


パチンコ・パチスロ最新記事